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Ka-Lai Chanの自画像

Selfportrait-by-Ka-Lai-Chan-top.jpg

オランダのユトレヒト・スクール・オブ・アーツの卒業生Ka-Lai Chanが、彼女自身の抑圧された感情を表した"膨れ上がったイス"をデザインした。


背もたれや座や足の部分は、まるで中から何かが出てきそうに腫れあがっており、張られた布地の表面は破れ、彼女の感情が溢れ出してくるかのようである。



作品は金属の骨組で支えられており、合皮で覆われている。ところどころにある白色のパッチは、全体の合皮の部分に開けられた穴から、イスを型どっている発泡材によって外側に押し出されるような形にできている。



トップの写真はMarion Panhuijzenによるもの。その他の写真は作家本人によるもの。


以下は、作家自身の言葉である。



"自画像"と名付けられたこのイスは私の卒業制作です。私の抑圧された感情から生まれ、私の性格そのものを表現したイスなのです"



"以前の私は、自分を静かで内気な人間だと思っていました。自分の感情を抑圧し、あまり人に見せないようにしていました。自分自身をさらけだして、他人から変な人だと思われることを恐れていたからです。そうするうち、腫瘍のようなものが自分の中でどんどん大きくなっている感じに捕らわれました。いつも自分を隠していたので、その反動で自分自身のありのままの姿をさらけ出したい気持ちになっていったのです"



"丸みを帯び腫れあがったイス。この自画像は、自分の抑圧された感情やある種の緊張を反映しています。合皮部分の白い穴は、閉じ込められてきた感情が出てこようとして、皮膚を押し開いているのです。本当の自分が皮膚を破り、外の世界へ出たいという状態を表しています"



Ka-Lai Chan 2009年オランダのユトレヒト・スクール・オブ・アーツを卒業したプロダクトデザイナー。



"私のデザインは人を驚かせることを意図しています。すべてのものがなぜ、あるべきとされた姿でいなければならないのか?なぜ皆、決まった概念をただ受け入れるのか?違う表現がありうるのではないのか?すべてのモノが型にはまっている必要は全くないのです。私は誰にでも思いつくような形、あるいはモノを作りたいとは思いません。私は素材で遊び、モノの形を用いて実験を繰り返します。だからこそユニークで創造的なプロダクトを生みだせるのだと思います"



投稿者/ローズ・エサリントン



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