
アムステルダムのデザイナーグループ、ベアーアンドバニーは、オランダのアイントホーフェンにある使われていない工場を利用したカフェの内装を行った。



ベアーアンドバニーは、デザインアカデミー・アイントホーフェンの卒業生であるジョン・マアートマン氏とカーリーン・クリークアード氏によって設立された。

写真/アリエン・シュミット
以下は、デザイナーからの詳しい情報である。
アイントホーエンにある旧フィリップ社の電球工場は現在、その一階部分がグランド・カフェ・ユージーヌとなっています。

かつてここではフィリップス社製の電球が作られていました。現在この建物は、アイントホーフェンの有名な歴史的建造物の一つになっています。

古いフィリップス社のポスターの見出しには、Les plus grandes usines du monde(世界で最も輝かしい工場)と書かれており、それがこのレストランのスタートにあたって、ヒントとなりました。その発想はUsine le plus grand café du monde(世界で最も輝かしいカフェユージーヌ)に変わり、「全ての人にとって素晴らしいカフェでありますように」という願いが込められています。

ユージーヌの内装にあたって重要視したのは、メニュー、提供される料理、要求されるサービス、開店時間、グラフィックな表現、そして内装に至るまで、全てをひとつのコンセプトのもとに作り上げていくことでした。

そこでベアーアンドバニーはまず手始めに、一日の各時間帯をイメージし、ユージーヌの客を分析しました。これらの分析結果を基にして、入口、キッチン、バー、カフェ、ビアホール、レストラン、多目的ホール、子供のためのスペース、店舗、喫煙スペース、事務所、トイレ、倉庫、そしてテラスといった様々なスペースをレストランの中に組み入れました。

レイアウトを考える際、ベアーアンドバニーはトイレのスペースを考案することから始めました。それは、このトイレという場所に十分なスペースと関心を払うことで、レストランが提供するサービス全体の質をアピールすることができると考えたからです。

この建物の表情に合わせ、独特な雰囲気を作り出すために入口を大きくしました。大きな窓はこの建物の建築的特色でもありますし、必然的に内部から外へ向かう目の動きを促します。また窓のそばに一段高い部分を作り、落ち着く感じを出しました。

私たちが目指したのは、この個性的な建築物の構造や特色に現代のインテリアを完全に組み込むことで、細かな点を練り上げたり材料を選択したりする際にも、それを忘れないようにつとめました。

古いものと新しいものを自然に組み合わせることで、ユージーヌがここに建てられてからすでに数年が経過したような雰囲気が作り出されたのです。椅子やテーブルなどデザインも我々の手によるものです。

また名前やロゴ、さらにメニューから紅茶のラベルに至るまで、すべてのグラフィックデザインも行いました。
投稿者/ローズ・エサリントン

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