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ナイジェル・コーツ インタビュー
100% Design in Londonにて

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モルテニ&C ソファ提供、100% Design in Londonにおけるインタビュー映像の第四弾。

Dezeen編集長マーカス・フェアーズの最後のインタビューに登場するのは、英国の建築家でありデザイナーでもあるナイジェル・コーツ。デザインがいかにしてイタリア文化の中枢を占めるようになってきたかが語られる。


Molteni&C Sofa Chats: Nigel Coates from Dezeen on Vimeo.



インタビュー内容(概要)


---イタリアでよく過ごされるそうですね?

そうです。イタリアには家を持っています。最近では家は仕事をする場所でもあるんです。今年ロンドンから人を呼んで、スタジオを別荘としても使えるように改装しました。


---ロンドンとイタリアでの文化や生活スタイル、ビジネスの違いは?

言語はもとより食べ物とか家族に対する姿勢など、様々な違いが見られます。政治はあまり機能していませんが、デザインを学ぶ機会は英国よりはるかに多いですね。彼らは一見不可能に思えることを成し遂げるんです。イタリアの企業と仕事を始めた頃、より美しく精度の高い製品を作るための方法を、彼らがたくさん知っていることに感銘を受けました。どちらかというと手工業に近い世界なのですが。大企業ですら職人の技術に支えられています。イギリスにもそういった要素があるといいと思います。英国にも優れたデザイナーは多いですよ。デザインシーンは活気があり、メディアは豊富だし、大衆はデザインに興味を持っています。ですが、英国で実際に問題となるのは何が売れるかということであり、そこがとても難しいのです。


---なぜイタリアにはデザイン文化が根付いているのだと思いますか?

イタリアでデザインが盛んになったのは戦後だと思います。当時イタリアは新しい産業を求めていたのです。すべてを一度失ってゼロからスタートしなければいけなかった国が持つ、パワーがあったのだと思います。


---若い頃あなたに影響を与えたイタリアの文化は?

イタリア文化を意識したきっかけは、パゾリーニとかフェリーニなどの映画でした。映画は必ずしもデザイン文化に貢献するとは限りませんが、アントニオーニの映画などは素晴らしくスタイリッシュですよね。スペイン人のアルモドバルもデザイン思想を吸収していますし、イタリアにもそういう面があると思います。

当時人々はロココ、バロックなどの19世紀から続く伝統的な文化に飽きていて、新しいものを求めていたと思います。もちろん古い文化は素晴らしいものですし、新しいものづくりには危険が伴います。でも人々にはチャレンジする賢明さがあったのです。


---イタリアデザインの将来については?

イタリアでは工業が経済における強さを持っています。もしそれを失ったら大変な混乱に陥るでしょう。国中の工場は稼働しなくなり、不満が充満し、脱落する企業や人が出るでしょう。ですが家具デザイン業界に関しては、多くの実績のおかげで、世界のなかでトップの位置にいることと思います。




このシリーズの第一弾、アリック・レヴィのインタビューはこちら

第二弾、マシュー・ヒルトンのインタビューはこちら

第三弾、イルゼ・クロフォードのインタビューはこちら




投稿者/ブラッド・ターナー


Dezeen.com オリジナル(英語)はこちら


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