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蓋のない棺 Mark the last veil(最後のベール)


オランダ・デザイン・ウィーク

先週のデザイン・アカデミー・アイントホーフェンの卒業ギャラリーで、デザイナーのRoos Kuipersが、遺体を幾重にも重ねた布で覆う、蓋のない棺を披露した。


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Mark the last veilと呼ばれるこの作品。楡の木で作った棺は角がなだらかで、竹素材、木綿、シルクの布など6枚の布をしまい込むための小さなくぼみがある。


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遺体の上にベールが1枚ずつかけられ、反対側にはさみ込まれていく。遺体の形は慰問者の目から段々と隠されていく。




オランダ・デザイン・ウィークの全記事はこちらの分野別記事を参照。



Kuipersからの更なる情報は以下の通り。




プロジェクト:Mark the last veil


解説:葬儀で棺の蓋を閉める瞬間は、時として気味の悪いものです。つらい上に、蓋をがたんと閉める唐突な行為は、繊細で感情的な深い悲しみと哀悼の中では適切とは言えません。Roos Kuipersは、従来通り楡の木を使いながら、この瞬間を和らげるようなだらかで柔らかな形の蓋のない棺をデザインしました。竹素材、木綿、シルクの6枚の透明なベールが片側から垂れ下がります。お別れのときが来ると、ベールは一枚ずつ遺体の上にかけられ、遺体の姿は徐々にわからなくなっていきます。ベールの片端を一枚一枚、木の溝にしまいこんでいくことで、同様に亡くなった人の身体も愛情と尊厳にくるまれていくのです。



投稿者/ローズ・エサリントン

翻訳者/ハートフル・ジャパン 武田浩美


Dezeen.com オリジナル(英語)はこちら


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