
イギリス人とオランダ人のデザイナー・デュオによるスタジオ・グリセロが、感光性化学薬品で浮かび上がらせた植物の影を装飾モチーフにした花瓶やタイルのシリーズを発表した。

ブルーウェア・コレクションといい、ヴァックスホール・コレクティブ用に製造されたもので、セラミック表面の装飾は伝統的な青写真方式と似た方法で製作された。

セラミックを光源にさらす前に花を表面に貼り付け、その部分が露出されずに影となることで、花模様が作られる。

このプロジェクトは、ボクソール・コレクティブのテーマ「英国古典の再考」のために、建築素描を複写する際に用いる青写真のプロセスを再解釈したものだ。

スタジオ・グルテロに関する記事はこちらから
Experimentaのロング・ドロップ展
クラフト・パンクでスタジオ・ギルテロ展
ギャラリー・フミでLes French展
ピック&ダブル・ピック のキャンドル・ホルダー
Nilufarギャラリーでスタジオ・ギルテロ展
Burn Burn Burn
Sarah van Gameranのビッグ・ディッパー
グルテロからのさらなる情報はこちら
-
この独創的なセラミックの作品シリーズは、イギリス人とオランダ人のパートナーからなるスタジオ・グリテロが創作したもので、青写真プロセスの再解釈と同時に、古典的な「青に白」のジャスパーウェア・スタイルに新たな考察を加えたものです。

スタジオ・グリテロは、ボクソール・コレクティブのテーマである「英国古典の再考」に超現代的な解釈を投じ、セラミックの表面に化学薬品を注入しました。

白い花瓶やタイルに感光性の化学薬品が注入され、花の標本(低所得者用の公営住宅プロジェクトから入手された種も含む)が組み合わされて、セラミックの表面に置かれました。

この化学薬品は紫外線にあたると、白をプルシアンブルー(紺青色)へと劇的に変化させます。このプロセスにより植物の白いシルエットが鮮明に残ることで、濃いブルーを背景に複雑な花模様が創り出されます。

二人のデザイナーは、大英帝国が新たな外来種を求め世界中を大航海していた、ヴィクトリア時代の偉大な発見からヒントを得ました。

1840年、化学者であり植物学者ジョン・ハーシェルが青写真のプロセスを発明すると、初期の写真技術における発展の足がかりとなり、先駆者たちには記録のための貴重な道具が与えられました。

スタジオ・ギルテロはイギリスにおけるセラミック遺産の中心地ストーク・オン・トレントを訪れた後、セラミックに対する職人的アプローチに写真技術という稀な方法を組み合わせることで、この感光性シリーズを製作しました。作品はまた、英国古典ともいうべき、伝統的な青いセラミックに白のジャスパーウェアに敬意を表したものでもあります。

スタジオ・ギルテロは、自動車会社主導のボクソール・コレクティブのメンバーです。販売用の作品はwww.vauxhallcollective.co.ukをご覧ください。
投稿/ナターシャ・リオンズ
翻訳/ハートフル・ジャパン 武田浩美
Dezeen記事(オリジナル)はこちら。

コメントする