

スイスのブランドNanooの金属性の傘でプリーツのランプコレクションの一部となった。

一枚一枚の金属製のヒラはランプの傘の部分を作るために配列され、ライトは間接的に外に反射され、半透明の布のシェードような雰囲気を作り出すことができる。


モデルが写っている写真はChristian Schnurによる。

floor lamp NAN18
for nanoo (CH), 2009
2009年型Nanoo用フロアーランプNAN18
NAN18は標準仕様のランプです。ブリキ製の羽根板を、円錐状に組み合わせた傘で出来ています。そこから発する光は、柔らかくて独特の雰囲気を生み出します。光は半透明のアクリル製ガラス板を通って、直接下を照らします。傘を通る間接的な光が、天井に向かって伸びていきます。羽根板を組み合わせることで、傘の外側には独特な光の模様が映し出されます。
ランプの傘はステンレス鋼の白い管で支えられています。白またはコンクリート本来の色をそのまま使った台が、ランプ全体を支えています。
製品仕様:鋼坂(0.7mm)、粉末コーティング

2008年型Nanno用吊り下げ式ランプNAN17
この吊り下げ式ランプは、半透明のブリキ製板でできています。組み立てられた部分がそのまま
ランプの傘本体になっています。そこから柔らかく独特な雰囲気の光が生まれます。
製品仕様:鋼坂(0.7mm)、粉末コーティング

NAN17の原型は、Untersiggenthalに住む高齢者の住宅向けに制作した、ティー・キッチン用の吊り下げ式ランプです。我々のデザインは60個の製品に反映されました。今回の変更点は、くすんだ色の織物で出来たランプ傘に通常使用しない素材を用いることでした。これらの傘の美しい模様とひだ飾りの構造を生かし、ブリキ製の羽根板を半透明のランプ傘に使用しています。

デザイナーからの言葉:
「詩的情緒と工業製品が手を取り合うのはいつのことか?この作品こそが、まさにその例なのだ・・・」
以下はJörg Boner と Christian Deuber両氏へのインタビューである。
Nanoo:NAN17はどのようにして生まれたのですか。
Jörg Boner/ Christian Deuber:デザインが生まれる最も可能性が高い状況は、日常生活であり、純粋な必要性によるものです。コンクールで受賞したバーデンの建築家チームThe Meier/Lederが、新しい公共施設や住宅に相応しい、明るくモダンで、温かみのある照明を設計するパートナーを探していました。2007年には、建物のデザインを対象にした60種類のインスタレーションで、我々の提案が実現しました。これらのデザインは熱狂的な賞賛を得て、実用化のためにさらに開発され、デザイン市場で取引されました。

Nanoo:そう考えますと、NAN17はデザインがたどるべき典型的な過程の結果生まれた作品ということになりますね。・・・
Jörg Boner/ Christian Deuber:まさにその通りです。このような過程は、デザインの歴史の中で繰り返し起こったことです。1961年にAchille Castiglioni氏がミラノの有名なバーSplügen Bräuのために制作した照明は、その典型的な例です。バーの開店後、その照明はコレクションとなり売買され、今日でも手に入るイタリアの最も重要なデザインコレクションの一部なのです。
Nanoo:NAN17が持つ美しさとはどのようなものですか。
Jörg Boner/ Christian Deuber:原点になったのは、伝統的に時代遅れで洗練さに欠けるランプの外観、すなわち織物で出来た傘です。我々はこれらの傘の特性であるプリート(ひだ)を取り入れ、それに現代的な美的感覚や技術を応用することで、非常に斬新な素材の中に見事な新旧のコントラストを創造することが出来ました。そこには、最も現代的な形の中にロマン主義が見出せるのです。
Nanoo技術的な観点からNAN17を説明して下さい。
Jörg Boner/ Christian Deuber:このランプは、一枚一枚の金属板を円形に組み合わせた冠のような傘を持ち、3つの違った光を放ちます。下から見るとオパールのパースペックス(アクリル製ガラス)を通して明かりが直接差し込みます。次に傘の周囲を上に向かって間接的に明かりが差し、同時に外側では、羽根板の組み合わせによって生まれる独特な雰囲気の明かりが、傘の周りに映し出されます。
投稿/クリス・バーンズ
翻訳/ハートフル・ジャパン 鳴海 亨
Dezeen記事(オリジナル)はこちら。

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