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カーモディ・グロアークがデザインした
「リージェンツ・プレイス・パビリオン」

ロンドンの建築家カーモディ・グロアーク氏がロンドン市内に完成させたあずま屋は、地上から伸びた8メートルの細い柱が銅板を支えているのが特徴。


「リージェンツ・プレイス・パビリオン」と呼ばれるあずま屋は、厚さ3ミリメートルの鋼板が、格子状になった支柱の最上部に取り付けられる。

天蓋の中央は空が見えるように切り取られていて、それを支える柱の数は場所によって異なる。

石を敷き詰めた土台には発光ダイオードが組み込まれ、夜になると金色の光があずま屋を包み込む。


このプロジェクトは、The Architecture Foundation(建築財団)主催による2007年のコンクールで発表されたものである。


カーモディ・グロアーク氏に関するDezeenの記事は下記の通り。


7 July Memorial (July 2009)
NLA Sky Walk (July 2008)

撮影/ルーク・ヘイズ

カーモディ・グロアーク氏からの詳しい情報は以下の通り。


カーモディ・グロアーク氏デザインによる「リージェンツ・プレイス・パビリオン」が完成


ブリティッシュ・ランド社によるリージェンツ・プレイス開発の一環として、新しいあずま屋が先ごろオープンしました。カーモディ・グロアーク氏によってデザインされた「リージェンツ・プレイス・パビリオン」は、2007年に行われたThe Architecture Foundation(建築財団)主催によるコンクールの出展作品です。当初このコンクールの狙いは、リージェンツ・プレイスの入り口に当たるオスナバー大通りの象徴として新しいあずま屋を建設し、大通りの公共スペースを目立つように活性化することでした。グロアーク氏が受賞した構想では、細い柱が地上8メートルにある天蓋を支えているあずま屋を、公共の広場と定義しています。

ユーストンロードから見えるあずま屋の天蓋下に広がる垂直の支柱の束が、昼間は日光で輝き、夜間になると金色の光が色濃く反射し、道行く人に光のモアレ効果を生み出します。この魅力あふれる形は、トリントン通りの突き当たりに近づくと視界に入り、ブリティッシュ・ランド社のリージェンツ・プレイス西側入口に最近建設された2つのオフィスビルがあるトリントン通り10番から20番にかけて刻々と変化し、印象的な風景を作り出します。このあずま屋のデザインは、アラップ社とカーモディ・グロアーク氏の建築及び技術提携によって実現しました。厚さ3ミリメートルのステンレス鋼板で出来た天蓋は地上8メートルに設置され、それを支える非常に細い柱は補強を一切使わずに、最上部の装飾された格子だけで固定されています。デザイン構築の過程で、実物大の試作品を使い広範囲に渡る実験が、Building Research Establishment(建築研究機関)で行われました。

このあずま屋は、通りの両側に並ぶ太い支柱で囲まれた建築と対極を成し、高さでは隣接する高層建築に及びませんが、通りの反対側のどの位置からも目を引きます。菱形の天蓋が緑色の御影石を敷きつめた土台に立つ列柱に沿って全体的に渡り45度傾いているあずま屋の外観は、隣接する建物と公共のスペースの間に躍動感を生み出します。構造面で特に特徴的なのは、御影石を敷きつめた土台の内側に組み込まれた特別仕様の発光ダイオーが天蓋を照らし、リージェンツ・プレイスの端に至るまで周囲全体を明るく照らすことです。


リージェンツ・プレイスの敷地内に装飾性に富んだあずま屋を作ることで、周囲を囲うことなく公共のスペースを構築する方法を検証しているのです。このあずま屋は、すでにリージェンツ・プレイスの呼び物になっているアントニー・ゴームレイ、ベン・ラングランド&ニッキー・ベル、リアム・ギリック、エドワード・ホッジス・ベイリー各氏による公共性の強い多くの芸術作品やインスタレーションの仲間として新たに加えられる最新作です。




依頼主:ブリティシュ・ランド・プロジェクト

責任者:M3 Consulting

建築家:カーモディ・グロアーク

エンジニア:アラップ

景観設計:EDCO

照明デザイン:モーリス・ブリル

照明デザイン請負業者:BOVIS

下請業者:Skanska Specialist、他Sheetfabs, Nottingham

 

投稿/ローズ・エサリントン

翻訳/ハートフル・ジャパン 鳴海 亨

Dezeen記事(オリジナル)はこちら


 

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