
ロンドンのデザイナー、ロン・アラド氏は、まもなくロンドンのBarbicanで開催される個展のために、氏を一躍有名にした椅子Well Tempered Chairのポリカーボネート版を制作した。


この作品はロンドンのTimothy Taylor Gallery で展示された後、個展が開かれるBarbicanで発表される。
ロン・アラド氏の個展が2010年2月18日から5月16日までBarbicanにて開催されます。展示会のオンライン・メディア・パートナーであるDezeenにより、アラド氏自身による個展や作品に関する談話が映像配信されます。
ロン・アラド氏に関するDezeenの記事は以下の通り。
Design Museum Holon (September 2009)
No Discipline at MOMA (July 2009)
Ron Arad at Timothy Taylor Gallery (April 2009)
Guarded Thoughts (November 2008)
Rotator for Teuco (April 2008)
Restless at Friedman Benda gallery (September 2007)
Ingo Maurer (2007)
写真はロン・アラド・アソシエーツの好意による。
ギャラリーからの詳しい情報は以下の通り。
Ron Arad - Well Transparent Chair
8 - 20 February 2010 / 4 - 12 March 2010
ロン・アラド制作Well Transparent Chair
展示日程:2010年2月8日~20日/2010年3月4日~12日
アラド氏がBarbican Art Galleryで開催される個展Ron Arad: Restlessのために制作した新たな作品を紹介できることは、我々Timothy Taylor Galleryにとって喜びに尽きません。
1986年にロン・アラド氏が制作したWell Tempered Chairは、折り曲げた鋼板をボルトで接合し、張力を最大限に利用した椅子です。典型的なクラブチェアー(安楽椅子)を原型にしたこの椅子は、硬度を高めた4枚の鋼板を両側の肘掛け、座部、そして背もたれに用いたシンプルなデザインです。この椅子の構造は誰にでも分かりやすく、アラド氏の言葉を借りれば、「誤魔化しが一切ない、形=中身」という作品です。
「硬度を高めた」両方の椅子は、私たちが考えている椅子本来のイメージを覆します。椅子本来の形がないことによって、私たちは強度に関して不安を抱きます。しかし、実際には驚くほど快適で安定しているのです。外見と感触の不思議なギャップが、この椅子の原型となっているWell Tempered Chairを恒久的な作品にしている理由の一つなのです。
アラド氏の確固たる地位は、この新しい作品によって確立されたと言えるでしょう。現代性や洗練された技術にもかかわらず、この作品には何と言っても人間味があるのです。
100脚限定の署名入りで製造されるWell Transparent Chairは、Timothy Taylor Galleryと Barbican Art Galleryだけで手に入る商品で、一脚5,000ポンドで販売されます。 個々の商品売上による収益の一部は、Barbican Art Galleryに還元されます。
Restlessはアラド氏がイギリス国内で開く最初の主要な個展です。2月18日のBarbican Art Galleryを皮切りに、2010年5月16日まで開催されます。この個展は30年間に及ぶアラド氏の足跡をたどるもので、既成の部品を組み立てて作った修行時代後の作品から、金属板に十分な研磨を施して制作した、高度な技術と美的感覚を備えた作品までをカバーしています。ロン・アラド・アソシエーツが導入した最新の発光ダイオードによる展示技術により、魅力あふれるインスタレーションデザインで構成された展示会では、建築デザインや一目でそれと分かる大量生産品なども展示されています。Well Transparent Chairは、150にも及ぶ展示作品の一つです。
Timothy Taylor Galleryは、イギリスにおけるロン・アラド氏の活動をサポートし、2009年に開催した氏の展示会は、高い評価を受けました。
2010年作'Well-Transparent Chair'
ポリカーボネード、サワグルミ材
80 x 80 x 100 cm
100脚限定商品
投稿/ローズ・エサリントン
翻訳/ハートフル・ジャパン 鳴海 亨
Dezeen記事(オリジナル)はこちら。

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