
大運河のリアルト橋近くにあるこの建物は1506年に建てられたもので、貿易所および税関として使われていた。

OMAのリノベーション計画ではこの建物を文化的プログラムを伴うデパートに用途変更する。

2面の屋根は大運河を見渡すことのできる公共のテラスを作るために取り去られ、様々なイベントや映画上映などに利用される。

レム・コールハウス氏が生涯の功績に対して金の獅子賞(過去の記事参照)を受賞した場所であるヴェネチア建築ビエンナーレにおいて発表された。

昨日開会したヴェネチア建築ビエンナーレ2010に関するその他の記事に関してはDezeen特別カテゴリーにて。

OMAより詳しい情報は以下の通り。
OMAがヴェネチアのランドマーク的な建築物「Fondaco dei Tedeschi」をリノベーション
OMAは本日、ヴェネチアで最も大規模で象徴的な建築物の一つである「Fondaco dei Tedeschi」の主な修復と用途変更のための計画を発表しました。この建物はベネトン家所有のもので、大運河にかかるリアルト橋の隣接して建っています。
最初に建てられたのは1228年で、「Fondaco dei Tedeschi」はドイツ人商人のための貿易所として使用され、1806年にナポレオンの指揮の下で関税所になりました。郵便局としての使用は近年減少し、年世紀にも渡って初めて全く使用されず建物の大部分が近づきがたい状態でいました。「Fondaco」の最新の計画は文化的プログラムを持ち合わせたデパートという形で繁盛する交易の場を生み出します。
「 Fondaco dei Tedeschi」は2度完全に建て替えられており、現在の平面配置は1506年に遡ります。それ以来多くの根本的な変化を成し遂げてきました。新用途に対応するために、この建物の塔は取り去られ、中庭はガラスで覆われ、構造は再建設され、ファサードは修復、新しい開口部が取り付けられ、その他にも沢山の介入が施されています。「Fondaco」にとって保存とは変化の歴史なのです。
ベネトン家の不動産グループから依頼を受け、OMAはさまざまな建築変更を設計し、全体を活気ある公共空間としての建物に再活性化するための文化的プログラムを開発してきました。大運河の稀な眺めを見ることのできるテラスは既存の2面の屋根を取り外し、観光客や地元の人たちの主要な目的地および見晴らしの良い場所としての「Fondaco dei Tedeschi」の興味を駆り立てるような可能性を解き放ちながらも、この建物の輪郭を損なわないように残します。下の中庭と共に、屋上はエキシビションや映画上映などを含むイベントのパブリックな会場になるでしょう。年間を通して行なわれる文化プログラムは地元の人々および観光客をターゲットとしています。毎年この街には2000万人の観光客、またビエンナーレとフェスティバルだけでも90万人もの人が訪れます。
名だたるデパートおよび文化イベント空間となる新しい「Fondaco dei Tedeschi」は歴史的なヴェネチアの文化と商業のつながりを再確立することを目的としています。ベネトン家は深く地元性を尊重し、革新的で国際的なヴェネチアのルーツを融合しながら、常にこの対の精神を示してきました。
「Fondaco」への新しいエントランスはサン・バルトロメオ広場とリアルト橋のほうから設けられ、来店者の動線を促進します。またエスカレーターが建物を通して新しい公共ルートを提供します。角部屋のような重要な歴史的エレメントは手を付けずにそのまま残されるので、「Fondaco」の構造を尊重するような方法で室は統合されます。数世紀に渡って内なわれたこの建物の歴史的特徴は再現されます:ギャラリーの壁面は再びフレスコ画のキャンバスとなり、現代的形態で再び現れます。
意欲的でありながら巧妙なOMAのリノベーション計画は「Fondaco dei Tedeschi」の活力と適合の伝統を受け継ぎます。ヴェネチアは、共有される市民の施設及び街の文化組織における重要な要素となるであろうランドマーク的なデパートを迎えます。
See also:
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