
マドリッドの建築設計事務所Pesquera Ulargui Arquitectosがスペイン・ログローニョの街壁のある区域に2棟の展示パビリオンを増築した。

一つの棟は石壁で囲まれており内装は切子面のある木の作りで展示スペースとして利用されている。

増築されたもう一方の棟は、星形の形状で鉛で覆われており角にある円形の塔の内側空間にすっぽりとはめこまれている。その塔の壁は昔の状態のままで現存している。

写真家名が記載されている以外の写真はPedro Pegenaute氏による撮影。

Pesquera Ulargui Arquitectosからの情報は以下のとおり。
「ログローニョの街壁の再建」
16世紀初頭に建造された壁の一部が現存しています。それは、ログローニョの非常に優れた防衛のための建造物です。その高い品質と細部にわたる装飾によって、現代はログローニョ史上最も豊かな時代となりました。

上写真:Eduardo Sánchez氏撮影
忘れ去られていた象徴的な場所を2つのギャラリーへ生まれ変わらせるべく、2棟の増築に着手しました。工程は2段階に分けられました。

上写真:Eduardo Sánchez氏撮影
まず、再建に向けて次に挙げる通常の工程を踏みました;考古学的予備調査、ダメージ部分の修復、崩壊部分の再建

一方、科学的調査と幾何学的な配置の結果、ショールームは最後に導入された独立型のプレハブ建築という形をとりました。

上写真:Eduardo Sánchez氏撮影
1棟目のパビリオンは、昔の街壁の姿を再生させて軽い中空二重壁の建物に仕上げました。いわゆる軽量の石造建築で、既存のものと似ている要素と異なる要素の両方を含んでいます。外観は都会的で、室内のギャラリースペースは床・天井・壁に木をふんだんに取り入れたアシンメトリーな構造となっています。

上写真:Eduardo Sánchez氏撮影
2棟目は鉛で被覆されたパビリオンで、角に位置する円形の塔の内側にすっぽりとはまりこんでいます。星形の形状。室内からは小さな庭の景色を望むことができ、それは同時にショールーム内に光をもたらします。室内にいながらにして、展示物の一部である要塞を見ることもできます。パビリオンを構成する様々な材料はそれぞれの特徴を表します。例えば、「石vs. 鉛」や「重さvs. 軽さ」

正しいアプローチと戦略によって、基本方針を変更することなく増築プロジェクトを遂行できました。外観や堀の仕上げに使用された未処理の木材は、集合的な材料で構成されたこの建築の本質を表現しています。
新たな材料を使用する際は、「復元可能な介入」というコンセプトに従い建築方法を決定しました。外観の材料には既存の状態を保護できるものを使用しました。しかしながら、新たな改良も視野に入れ、将来性を見込むことができるならばいかなる変更も行いました。
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ログローニョの街壁の再建
ログローニョ(スペイン)
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場所
C/ Once de Junio.
ログローニョ(スペイン)
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プロジェクト日程
第1期
プロジェクト:2006年5月
工期:2006年9月~2007年2月
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2期
プロジェクト:2009年2月
工期:2009年7月~2010年5月
建築:Jesús Ulargui Agurruza氏 (2/1/1965) Eduardo Pesquera González氏
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コラボレーター:Juan Enrique Álvarez Cabezuelo(建築家) Manuel Cifuentes Antonio(建築家) Natalia Domínguez Santana(建築家) Cristina Gómez Abecia(建築家) Alfonso Peralta Muñoz(建築家) Jorge Sánchez Limón(建築家) Judith Sastre Arce(建築家) Jose Antonio Vilches Menéndez(測量士) Juan de la Torre(建築家;構造) Mario Abajo(エンジニアリング)
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建築検査員:José María Velasco氏
ディベロッパー:AYUNTAMIENTO DE LOGROÑO
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施工
第1期:Ortiz
第2期:Constructora José Martín
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写真
第1期:Eduardo Sánchez氏
第2期:Pedro Pegenaute氏
翻訳 / ハートフル・ジャパン 福田美和
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